タマゴより少し大きめなオゾン水生成器「オゾンたま」の開発者

Friendly Life 
宜蘭県

オゾンが何かご存知ですか?知らない方が多いでしょう。(しかし、オゾンたまの購入者にアンケートを実施した結果、オゾンを知っている方が意外と多くいました)実は、オゾンたまの開発者も元々はオゾンのことを知らなかったのです。 

では、なぜオゾンたまを開発することになったのでしょうか。

消費者に寄り添いたい設備技術者が消費者へ提供する「やさしい生活」(Friendly Life) 

 オゾンたまの開発者Perry (ペリー)氏はそのキャリアの大部分が工業技術産業で、クライアントの大半が「企業」でした。その後ペリー氏は自身の製品を企業へ提供しているだけでは、一般的な消費者が製品の恩恵を受けているのかどうかを感じられないと考え、起業することを決めました。そして「Friendly Life」を設立しました。「消費者」のための製品を開発し、社会へ「やさしい生活」を提供したいと考えました

 今まで「Friendly Life」は数多くの製品を開発してきました。例えば、数年前に台湾で起きた「地下鉄通り魔事件」、ペリー氏は身に着けている製品で自己防衛ができないだろうかと考え、開発されたのが「PackChair」です。

長年の口腔トラブルの末に出会った「オゾン」

 オゾンたまの開発のきっかけはペリー氏自身の長年の口腔トラブルでした。口腔の病気のため、6年間もうがい薬を使っていましたが、うがい薬の化学成分により結局病気は悪化しました。そこで、何か化学成分のないうがい薬がないかを探したところ、歯医者のうがい用の水の中にはオゾンが入っていることを知りました。

 自らオゾン水を作り、うがい薬の代わりとして使ったところ、病気は治ったのです。オゾン水の効果に驚き、もっとたくさんの方に知ってもらいたいと思い、オゾン水生成器の開発に打ち込みました。

その時開発されたのが「オゾンたま」の前身である「オゾンスティック」でした。オゾンスティック発売後、消費者から多くのフィードバックを受け取り、より多くのオゾン水を生成できる機器を開発したいと考えました。そこで二代目を開発しました。それが家庭用オゾン水生成器「オゾンたま」です。

中国の模倣品問題により生産を台湾の宜蘭へ。コロナ禍への対策企業として政府に召集された企業へ 

 コスト削減のため、一代目のオゾンスティックは中国で生産されていました。しかしすぐに多くの模倣品が出回ったのです。そこでオゾンたまの開発にあたり、ペリー氏は鋳型の製造に始まり、そのほとんどを台湾で作ることに決めました(一部のパーツはこれまで通り中国製です)。製品の生産自体も自身の故郷「宜蘭」で行い、自分の目でのクオリティコントロールを可能にしました。

 オゾンたま開発のその年、コロナが世界中で猛威を振るう中、台湾のコロナ対策は評価されています。その理由の一つとして、台湾の中小企業によるサポートがあったからだと言われています。

 台湾政府が中小企業に感染予防製品の生産、開発を呼び掛けました。ペリー氏の会社もそのうちの1社でした。

 オゾン水生成器の除菌効果は優れたものであり、感染予防で活躍しています。ペリー氏は台湾のテレビ番組に出演し、オゾン水の効果についての説明も行っています。台湾では、今オゾンについての知名度が以前よりも増しています。

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