「両面ペン先」万年筆「PREMAD PEN」」開発者:万年筆を使う人は優秀だ
今回は、「左手でも書ける「両面ペン先」スマート万年筆「PREMAD PEN」」の開発者を紹介したいと思う。
この製品の誕生は、一生をかけてペン作りに捧げてきたベテラン職人、台湾で「万年筆の長老」と呼ばれている頼義山(ライ ギサン)との出会いに端を発した。
すべての始まり
頼氏は、1954年に台湾の東にある花蓮という町で万年筆事業を開始し、修理やペン先の研磨を行った。65年間毎日、トレードマークの白いシャツとネクタイをきっちりと身につけて仕事に行った。それは長老にとって、万年筆は武士の刀と同じくらい神聖なものだったから。
頼氏は、87歳になった現在もメガネルーペをかけて、万年筆に力強く慎重に銘を刻み、台湾の人々のために修理作業を行っている。
この製品の誕生は、一生のほとんどをペン作りに捧げてきたベテランの職人、台湾で「万年筆の長老」と呼ばれている頼義山との出会いに端を発している。
どんな不具合がある万年筆でも頼長老の手にかかれば直ってしまう。万年筆が好きで、その修理をしていたが、四六時中万年筆に触れているうちに、世界でも類を見ない裏表どちらでも書くことのできる「両面ペン先」の発明まで行った。
PREMADのすべてのペン先は、驚異的な滑らかさと両面書きを実現するために頼長老によって個別に検査・加工されている。
次の世代にも受け継げる万年筆
「万年筆を使う人は優秀だ、優秀な人は万年筆を使うものだ」とは頼義山がよく口にする言葉だ。これは60年間万年筆を使い続けた頼長老ならではの感想。
万年筆のペン先は適切なケアが必要なので、乱暴には扱えず、大切に扱うことができれば、一生どころか、次の世代にも受け継ぐことができるのだ。
さらに、頼氏の万年筆を次の世代と世界中に紹介しようとする方についても紹介したいと思う。
万年筆が大好きな台湾の若者、Frank (一番左)は今回「PREMAD」の企画者。頼氏の万年筆をこのままなくなってはいけないとの思い、この万年筆をもっと日本や海外の方にも知ってもらいたいと考え、この商品を企画し始めた。最初は台湾でクラウドファンディングを実施して、2020年にも日本でクラウドファンディングを行った。
あたなは、最初の万年筆は誰からもらった?万年筆についての思い出があるか?是非聞かせてください
ここでコメントしていただくと、コメントを翻訳して開発者の方に伝えておきます。